日本におけるイヌの歴史について調べてみた3

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  • 2019.04.01

中世のイヌ 鎌倉時代には武士の弓術修練の一つとして、 走り回る犬を蟇目矢(ひきめや。丸い緩衝材付きの矢)で射る 犬追物や犬を争わせる闘犬が盛んになった。 食材としての利用も続いたようであるが、 浄土真宗の宗祖親鸞は『大般涅槃経』を参考に 浄肉(食べてもよい肉)・不浄肉(食べてはいけない肉)の 区別を行った際、犬肉を猿肉などとともに 不浄肉に分類するなど、犬肉食を忌避する考え方も生まれた。 南北朝時 […]

日本におけるイヌの歴史について調べてみた2

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  • 2019.03.30

先史・古代のイヌ2 弥生時代の遺跡からは縄文犬と形質の異なる犬が出土しており、 長崎県の原の辻遺跡などでは、 解体された痕のある犬の骨が発見され、 食用に饗されたことも窺える。 『日本書紀』には日本武尊が神坂峠を超えようとしたときに、 悪神の使いの白鹿を殺して道に迷い、窮地に陥ったところ、 一匹の狗(犬)が姿を現し、 尊らを導いて窮地から脱出させたとの記述がある。 そして、『日本書紀』には天武天皇 […]

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